フリーランスで仕事をする際に多く使われるのが「クラウドソーシング」という方法。
知ってはいるけどつかったことない!という方のために、簡単にメリットデメリットをまとめてみました。
クラウドソーシングのメリット
クラウドソーシングとは?に書いてしまっていることともかぶりますが、メリットは以下のようなポイントになります。
・「会社の看板」がなくても仕事が受注できる
クラウドソーシングで仕事を出そうという人は、そもそもフリーランスを主とした個人に発注をする気でいます。会社の看板がないから信用が難しい・・というフリーランスの弱点はカバーされているのが嬉しいですよね。
・成長分野。これからも依頼主が増えていきます。
クラウドソーシングの働き方はまだはじまったばかり。もちろんサービスやこういった働きかたは前からありましたが、一般企業が個人に発注をする文化はまだまだ浸透中。これから広がっていくところです。
企業もこれからお金の使い方がシビアになっていきます。そのなかで、1人の社員を雇うよりも、その時その時で必要なスキルを買うほうが安上がりだということにだんだん考えかたがシフトしているところ。実際、クラウドソーシングサービスを見ていると、仕事を頼む会社も、日に日に増えているという実感があります。
・やりたい仕事にチャレンジできる。
いままでWEBのデザインしかしていなかったけど、本当はキャラクターのデザインがしたかった・・という方もいると思います。会社に所属しているときはその会社の得意な領域の仕事が主になりますから当然ですね。しかし、せっかくフリーランスになったのだから、やりたいことをやったほうが良いに決まっています。募集しているところに対し、提案をするのは自由。やりたい仕事にどんどん提案しましょう。
クラウドソーシングのデメリット
メリットがあれば、当然デメリットも存在します。あげられるデメリットは以下のようなポイントです。
・単価が安い
なんといってもこれでしょう。大手代理店が同じ仕事をやったら100万はとるであろう仕事が5万円くらいで募集されています。
これは業種に問わずです。もう下がりきっているデザインや、サイト制作、ライター業務はもちろん、いまはまだかろうじて金額をキープしているシステム開発なんかもこれからもっと下がっていきます。もちろん中抜きの金額がない分、代理店と単価を比べてもしょうがないのですが。この単価が安いことに関しては、クラウドソーシングに限らずフリーランスという仕事の一つの弱点であります。
・受注できる確率がおもったより低い
成長分野であるクラウドソーシング。もちろん利用者が多いのです。その分競争がおきます。競争は価格にも反映されますが、時間にも反映されてしまいます。
例えば、「お店をオープンするのでロゴの制作をお願いします。2万円で」という依頼に対して、フリーランスなどの手を上げる人たちは、実際にロゴを作って提案します。もし依頼に対して提案件数が20件あった場合、確率だけで考えれば1/20。1個のロゴ制作に1時間かかるとするならば、20時間提案に時間をかけてやっと2万円稼げるということになります。もちろん受注をしてからが本番なので、さらに30時間仕事をしたとして計30時間。
30時間かけて2万円ですよ。時給換算したら時給650円程度です。
仕事内容1個で見ればおいしい案件もあるでしょうが、それ以上に受注するまでも自分の時間を使うことを忘れないでください。とはいえ、仕事がないのにダラダラするくらいなら、使える時間を全て提案に使っても良いかと思いますが。
・依頼主のことが良くわからない
たくさんのお仕事依頼がありますが、依頼主のことはよくわからないまま仕事を請けることになります。
たとえば、仕事の進め方がむちゃくちゃな人かもしれませんし、元々の提示金額よりも上回るオーダーをされるような人かもしれません。発注なれをしているなら良いのですが、発注なれをしていない方だと、金額以上のお仕事をこちらがする羽目にもなりかねません。
もちろん金額の話だけはなく、夜中や土日でも連絡がひっきりなしにくるとか、「いますぐ修正して欲しい」というようなオーダーもあるでしょう。
結局は、仕事を始める前にルールを共有しておく、納品物のアウトプットを定めておくことがリスクヘッジにはなりますが。。。
仕事を請けてしまった以上、そういった理由だとしてもお断りをすることはあなたの次の仕事にも影響が出ますので、ちょっと我慢ならないようなときでもいったんはスピーディーに完遂をすることが最善案かと思われます。
色々と気をつけるポイントはフリーランスにとっては「会社名」ではなく「スキル」で発注をしてくれるわけですから、ありがたい働き方。うまく利用をして、あなたのフリーランス生活を充実させましょう。
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